台風の進路や雨雲の動きは、かなり正確に予測できるようになっているようですが、いまだに難しいとされるのが地震予知。去る9月6日、未明に発生した北海道胆振東部地震。混乱と不安のなか、気が付けばもう1カ月も前の出来事になってしまいました。幸い、栗山町では大きな被害はありませんでしたが、被災された方々、いまだに避難生活を続けられている方々には、この場を借りてお見舞い申し上げます。
毎年、9月24日~26日に行われている栗山天満宮例大祭(秋まつり)は、一部、予定が変更されたものの予定通り開催され、例年を上回る人出となりました。「震災の影響で、数々のイベントが見送りとなるなか、ここで踊れることが本当にうれしい。私たちの演舞で、北海道を元気にできれば」。夕方から行われた「YOSAKOIソーランin栗山まつり」に参加してくれた、あるチームの代表者の言葉に、思わず胸が熱くなりました。何もない、普通の毎日がどれだけ大切なことか。そんな思いを新たにしながら、今年も演奏させていただいた、わがみのり太鼓でした。今年も、羊蹄太鼓保存会「鼓流」の皆さんに来栗いただき、大いに華を添えてくれたようす、ダイジェストでお伝えします。
演奏を行ったのは、駅前通りの三カ所。いずれも、多くの方々に集まっていただき、たくさんの拍手、歓声をいただきました。
<1回目>4区・おかじまさん前駐車場
「空が怪しいね」と話していたら、直前から激しい雨。それでも、元気に演奏開始です!
<2回目>3区・白光堂楽器店駐車場
「いやぁ、濡れたねぇ」と演奏を終えた4区でしたが、鼓流さんの登場で?雨もあがり、コンディションもあがってきました!
<3回目>2区・かわもと靴店横
栗山天満宮大祭よみやの24日、午後2時も過ぎて、どんどん人が集まってきました。
「鼓流」さんの演奏、続いて合同曲「山彦」をご披露しました。
移動を伴う、長丁場の演奏にお付き合いいただき、「鼓流」のみなさんには、本当に感謝申し上げます。11月のイベントではまた、よろしくお願いいたします!
太皷の演奏に続いて、夕方から始まったのは、よさこい演舞。すっかり恒例となった「YOSAKOIソーランin栗山まつり」。今年は27ものチームが参加。もちろん、みのり太鼓がサポートさせていただいている「Re:Birth」さんも参戦です! と、いつもお世話になっている札幌の「風雪太鼓」さんが。「夜桜金魚とまこまいJAPAN」さんのサポートでした。かっこいい!
そしていよいよ「Re:Birth」さん。みのり太皷も、最後の力を振り絞りました。
ほんとうに、いろいろなことを考えさせられた、今回の震災。こうやって、心から楽しめる喜びを痛感しつつ、雲間から見える夕日とともに、お祭りの夜は更けていきました。協力いただいた方々、見て、聴いてくださったみなさま、ありがとうございました。
<仮面ライターT>