染退と描いて「シベチャリ」。これは、日高山脈を源流として太平洋へと注ぐ静内川のかつての名称なのだとか。その名を冠した「静内染退太鼓」の地元、新しだか町で、道内の太鼓団体が集結する「和太鼓フェスティバル」が開催されました。コロナ禍の影響で、実に3年ぶりの実施となった同フェスティバルに、各地から駆けつけた団体ともに、演奏を披露させていただきました。この日、参加したのは全部で11団体。久々に顔を合わせる仲間との、楽しい交流のひとときにもなりました……あれから3カ月。とうとう、年をまたいでのアップとなりました。まあ、引っ越しとかなにやらあった、というのは言い訳で、いやはや、すいません……。
賑やかで、力強い演奏をまさに出陣合図に、各団体の演奏が繰り広げられていきました。
太鼓の演奏が続くなか、趣向を変えて「静内小唄」の披露がありました。昭和25年から活動する団体で、四季の風景を織り込んだ踊りが特徴です。
わが栗山みのり太鼓は、「白煌」と「みのり太鼓揃い打ち」の2曲を演奏させていただきました。
そして、大トリは地元、静内染退太鼓の躍動感あふれる演奏。
延べ2時間におよぶ、個性と迫力に満ちた演奏の最後は、全北海道太鼓チームの合同曲「山彦」。お客さんの前で演奏できる喜びにあふれる打ち手の思いが伝わってきました! まだまだ、収束が見えないコロナ禍ですが、今年も和太鼓フェスティバルが無事、開催されますように。すごーく遅くなりましたが、会場にお越しいただいた皆さん、主催者の皆さん、そして太鼓団体の皆さん、ありがとうございました。
<仮面ライターT>