大締 補修-4

膠が他の部分に触れるのを避ける為に被せて置いたポリフィルムですが、貼り合わせた裏側(リング皮表面)にも置いてあったのですが、見事にずれていて下に置いてあったOSB材にくっついてしまいました。

スクレッパーで慌てて外しに掛かりましたが、硬化が進んでしまい皮とOSB材の間に差し込んで剥ぎ取りました。 しかし、皮の部分も削り取れてしまいました。

150509_0909~01

 

剥ぎ取ったしまった削りカスをきれいにして元の位置にまたもや接着しました。

銀面のは剥がれた部分にも膠を塗って表面の保護にしました。

膠の原料は牛さんなので、皮との相性は抜群ですが、取り扱いに注意が必要ですね。 慌てず騒がずしっかり準備してです!

ここで、この大締を製作した時の画像をお見せ致します。

初めての桶胴製作なので果たして形に成るのか? という疑念に駆られて、材料は身近で安価な材料、ホームセンターで売っている2×4材(スプルース)を半分に割って使用しました。

半割にする為にテーブルソー(280mm)を用意しました。

1回で半割に出来ないので、2回切りで割りました。

物が大きいのでボンドを付けるのも時間が掛かるし、桶状に並べるすべも分からずに闇雲に作業するもんですから、何度も並びかけていた物を転倒させてしまい半ば泣きながら作業した記憶が有ります。また、胴の真ん中部分を膨らませず寸胴になっています。まずは、形になるかどうかでしたから。

何とか貼り合わせて外側から針金や荷締めベルトで締め付け乾燥、丸く削り、歌口の形成を行い色付けしてニス塗りしました。

050429_1323~002050429_1323~001050429_1404~002050429_1404~001050429_1539~002

 

リング皮の製作画像は、探しても見つから無いんです。

大変貴重なデーターだったのですが、残念です!

大締 補修-3

乾かす事に重点を置きすぎたようで、補修用の皮の厚みにムラが有り少し厚い皮の部分の乾きが遅く、せっかく接着した部分が剥離してしまっていました。 また、濡らした皮を接着するのは、無理だと判断し剥離した部分からスクレッパーを入れて剥がしてやり直す事にしました。

150507_2152~01150507_2152~02

まず、補修用皮の厚さを整える為にノミやスクレッパーで削り厚さを整え輪郭部分を薄くして、補修皮のテンション主張を緩和してみました。

150507_2155~01150507_2152~03

膠接着作業は、時間を掛けたく無いので、画像を取れないのが残念です。

圧着する為に重石を乗せて置きます。 膠がはみ出てしまうので、薄いフィルムで挟み込んで皮に重石がくっつくのを防ぎます。

150507_2222~01

 

どうやって乾燥させたら良いのか分からなくなりました。

大締 補修ー2

濡れた皮どうしの貼り合わせだったので、乾くにつれて皮が縮んでしまい裂けた部分が離れてしまいました。

これは、全くの誤算でしたが、表面側に段差が生じず皮が熟れた(こなれた)ら違和感が無くなるんではないかと想像出来ます。

単に裂け目の裏側の貼り合わせた皮の色が確認できるにすぎず、貼り合わせた皮が未使用な為に色の違いがハッキリ出た為と思います。

150506_1846~02150506_1846~01150506_1846~03

 

金曜日まで乾かして、組み込んでみます。

大締 補修

のびのびになっていた大締の補修をします。

まず、このリング皮を作った時の物と思われる皮の切れ端を作業場で見つけて置きました。 しわくちゃだったので1度水に浸して柔らかくしました。

リング皮の裏面に皮を貼り付けて補修します。

接着材は、前回と同じに膠(にかわ)を使用します。150504_1425~01

とても硬い物なので、ペンチで細かく裁断します。

切った時に弾けて飛んでゆくので、袋の中で裁断します。

150504_1429~01

 

裁断した膠を容器に入れて水をひたひた程度に入れます。

150504_1431~01

 

ちょっと水を入れすぎたので、膠を合計3,5本入れて数時間(3時間程度)置いてから加熱します。

膠の使用方法としては、鍋で煮るという記述がほとんどで、少量の加熱に向いていないと思い小さなガラス瓶に入れて電子レンジで加熱します。

たまたまあった牛乳の120cc程度の瓶がキャップ付きであったので、今回も使用しましたが、加熱に耐えられないガラス瓶もあるのでご注意下さい。

今回は、薄めの膠で仕上げたかったのですが、結局、剥がれた場合の補修が大変そうなので、いつもの濃い目で貼り合わせました。

貼り合わせる皮を破れた箇所に合せて裁断します。

150505_0820~03

リング皮の破れた表面にテープを貼り膠が表面に滲み出るのを防ぎます。

150504_2055~01

今回は、水で戻した皮なので補修箇所も水に濡らして置きました。

150505_0821~01

 

膠を沸騰しないように少しずつ加熱し、たまたま中を割り箸などで掻き回しながら溶かし完全に溶けたところで、リング皮と補修皮の両面に塗り付けて貼り合わせました。

すぐさま、重石をのせて固まるのを待ちます。

150505_0820~01

膠を塗りつけている間にどんどん膠が硬化してくるので、急いで作業しなくては行けません。

1晩放置して置きましたが、貼り合わせ部分の皮が濡れ皮なので、重石を外し、表面のテープも外して陰干しにしています。

さて、どんな感じに仕上がるでしょうか?

明日以降、乾き具合を見て組み上げてみます。

2015,04,29 「くりやま公園開き」

かねてより、満開の桜の下で演奏したくて色々な取り組みをしていましたが、いまだ叶った事がありませんでした。

しかし、いつもの公園開きにはまだまだ開くことのない「つぼみの桜」の下でしたが、今年は念願叶い満開の桜の下での演奏に成りました。

演奏準備

IMG_3247IMG_3250IMG_3251IMG_3252IMG_3255

 

1, 白煌

IMG_3257IMG_3260

 

2, 春爛漫

IMG_3272IMG_3275

 

3, みのり太鼓 揃い打ち

IMG_3286IMG_3287IMG_3295

 

4, 閃

IMG_3300IMG_3302IMG_3305

 

5, 北の賑わい

IMG_3308IMG_3310IMG_3318IMG_3316

晴天に恵まれたくりやま公園でした。

photo by 仮面ライターT

大ピンチ!

自慢の2,5尺大締太鼓(自作)の面が破れました。

150419_1933~02150419_1933~01

 

反対の面は、製作時に既に破ってしまっていて縫い合わせしてリング皮にしていました。

さらに、地方からの演奏依頼の際、他団体との合同演奏をした時に地元のお若い方に見事に打ち抜かれてしまい内側から膠で皮を貼り付けて何とか使用していました。

150419_1933~03

今回破れたリング皮は、制作から10年程経ちましたが、最初から鳴りが良く 他のどんな大締より大きな音で鳴ってくれてました。

元来、女・子供(大人のおっちゃんがいない)で演奏しているので、どうしても音の大きさで負けてしまいます。 それを補うに余り有るリング皮でしたので、ショックも大きかったです。

打ち抜いた本人が一番ショックでしょうね~!

形有る物は、何時かは壊れるということで、今後の対策を急ぐ事にしました。

太鼓屋さんにリング皮を見積もってもらうと、定価@23万円前後という事で、自己資金で替え皮を買うことが無理と判り出来るだけダメージがないように自己補修する事にしました。

その模様は、随時、アップしますし、10年前の製作中の少ない画像も合せてアップしますのでご覧下さい。

マフラー破壊

昨年末からマイクロバスのマフラー出口付近が折れているのを確認してましたが、この度、太鼓の後ろ部分も断絶しているのを発見しました。

全く予定外で、予算も無く困り果てています。

亡くなった石田会長の鉄工所に相談に行きました。

何を隠そう、元会長のお孫さんが石田鉄工所の社長様で、みのり太鼓のマネージャーです。 ちなみに、ひ孫さん2人も現役の打ち手のホープです。

今現在、お仕事がたてこんでいるそうなので、マフラー修理は再来週にお願いすることになりました。

150329_1442~02150329_1442~01

2015,04,12 「老舗まつり MEET くりやまマルシェ2015」

会場をカルチャープラザEki前広場からマルシェ特設会場に徒歩移動しました。

会場は、沢山のお客様でごった返っていました。

演奏スペースにもお客様があふれ入る程で、合同曲をキャンセル、演奏時間も圧縮、各団体演奏にもインターバルを開けての変則で演奏を開始しました。

1、風雪太鼓

2、ほろむい太鼓同志会

3、羊蹄太鼓保存会「鼓流」

4、栗山みのり」太鼓

①白煌

IMG_31571428841350473IMG_3165

②みのり太鼓 揃い打ち

③北の賑わい

142884134111014288413319501428841321294IMG_3170IMG_2817

④楓希悠晴

IMG_318714288413763301428841367642

⑤錦祭

ゲスト、3 団体の皆様、大変お世話になり有り難う御座いました。

また、お忙しい中の出演、感謝致します。

マルシェの成功おめでとう御座います。

また来年の開催を期待致しております。

2015,04,12 「祝い太鼓」カルチャープラザ

「老舗まつり」にお越しの皆様を歓迎する為に駅前の広場での太鼓演奏です。栗山町内の駐車場からの送迎バスの終点始点となっており、駅前でバスを降りたお客様が「老舗まつり」の会場へ徒歩移動する際の皆様にご覧頂きました。

昨年は、岩見沢市「ほろむい太鼓同志会」様、札幌市「風雪太鼓」様と3団体で披露させて頂きましたが、今年は加えて倶知安町「羊蹄太鼓保存会『鼓流』」様にも参加頂き合計4団体での演奏し大変有意義な演奏会と成りました。

昨日とは打って変わり、朝から晴天に恵まれました。

早朝より準備を進め合同曲の立ち位置確認を済ませました。

IMG_2891

オープニング演奏

北海道太鼓連盟合同曲  「飛躍」  (4 団体での演奏)

IMG_2901

団体演奏

1、ほろむい太鼓同志会

2、羊蹄太鼓保存会「鼓流」

3、風雪太鼓

4、栗山みのり太鼓

①白煌

IMG_3036

 

②白煌

IMG_3045IMG_3029

 

③みのり太鼓揃い打ち

IMG_3049

 

④北の賑わい

IMG_3059IMG_3058IMG_3054

 

⑤楓希悠晴

⑥錦祭

エンディング演奏

山彦 (3 団体での演奏)

ゲスト団体の皆様、遠いところ有り難う御座いました。また、お疲れ様でした。

北海道太鼓連盟の会長、会長代行、副会長、幹事長、幹事長代理の所属する太鼓団体様をお迎えして演奏して頂いた事を大変光栄に思うと共に栗山にお越しの皆様にお聞き頂いた事を嬉しく感じています。

また来年も「祝い太鼓」行いたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2015,04,11 「酒蔵まつり」2’st

マルシェの会場から雨に濡れながら「酒蔵まつり」会場に移動

イベント会場は、雨の為か閑散としています。

急いで太鼓をマイクロから出して配置し、3分遅れで演奏スタート!

1、雅曲~「臨」

2、みのり太鼓、揃い打ち

1曲目を演奏し始めるとどんどんお客様が集まりだして、2曲目には沢山の観客に囲まれての演奏になりました。

3、北の賑わい

14288412848461428841292234

 

4、閃

5、白煌

IMG_2866

 

6、楓希悠晴

7、錦祭

雨の中の演奏に付き合って頂いた観客の皆様、有り難う御座いました。

また来年のお越しをお待ちしております。

栗山町の歴史ある和太鼓チームです