「大締太鼓製作」 A-桶胴編-2

ランダムサンダーでのサンディング作業に入ります。

荒削りは、ベビーサンダーにコンクリート削り用の金属刃でサクサク削りましたが、サンディングペーパーでの削りは地道な作業が続きます。

最初は、80番、240番、320番、ナイロン400番へと時間を掛けながら上げて行きます。

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箍代わりの番線を外すのは、今回チョット不安なので外さずに中だけを仕上げます。

桶胴を組む時に指の怪我を押して取り組んだツケで、板どうしがきちんと接着していない箇所がたくさんあり、後で木材の削りカスを混ぜたボンドを充填して隙間を埋めていますので、強度に不安が有ります。

箍をそのまま掛けて中だけをオイルスティンで色付けします。

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箍を内側にずらし歌口側を削り仕上げます。 ついでに、歌口成型もします。

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歌口側を色付けします。

色むらが出来てしまいましたが、急いでいるので構わずにステンレスの締め金具付き箍を4ヶ所掛けました。

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外側に透明ウルシを塗る予定でしたが、省略して時間に余裕が有る時にします。

目標の期日に間に合わせる為にシルバーウイーク中にパーツが揃いました。

「大締太鼓製作」 A-リング皮編-2

やっとのことで、外周を縫い終え打面の洗浄をしました。

元々捨てる皮を提供して頂いていますので、黒くこびり付いた汚れが付いていましたが、皮を縫うために3日間濡らしていましたので柔らかいブラシでチョット擦った程度で汚れが落ちました。

古い皮のようですので、強く擦ると銀面も簡単に剥がれます。

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内側を縫い終り、調べ緒を通す穴を開けます。

毎回、乾燥後に木工用ドリル刃で空けていましたが、外周縫い目の調べ緒を通すスペースが小さくて縫いロープまで傷を付ける恐れがあったので、彫刻刀の切り出し刃で十字に刺しテーパー状の工具の柄を刺して穴を広げ18mmの木栓を差し込みそのまま乾燥させました。

テンションを掛けていたロープを外し陰干し、乾燥に入ります。

最終的には、外側に向けるように立たせて乾燥させて 余分な部分は切断します。 切断には刃物は個人的に怖いのでカナ切挟みを使用しました。 乾燥具合を見ながら皮を立ててやるとスムーズに立ち上がります。

木栓を回しながら押し込んで外すと楽に取れました。

今回は、三つ巴を両面に書く予定なのでPCで三つ巴の絵を印刷し、コピー機で拡大して型紙を作り鉛筆で下書きし、合成ウルシ黒で描いていきます。

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ウルシが浸透して滲んでしまいました。

縫ったロープは、大量に塗料を吸うのでしっかり塗ります。2度塗りして完成です。

ちなみに、調べ緒を通す穴の中も塗装しますが、外側に比べて乾燥するのが遅いので十分に乾燥を待って調べ緒を通します。せっかく染めた調べ緒を汚したくないです。

「大締太鼓製作」 A-リング皮編-1

亡くなった石田会長の会社で、鉄リングを製作して頂きました。

お昼に社長に連絡し制作を依頼したところ、夜の太鼓練習までには製作して届けて頂きました。 迅速な対応に感謝です!

早速、鉄リングを塗装し皮を縫う段取りをします。

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その後、スパイラルチューブを巻きスズランテープでさらに巻きます。

スパイラルチューブを巻くのは、皮を衝撃から保護する為で、鉄と皮の間にスパイラルチューブを入れてクッションを持たせる意味が有ります。

さらに巻くスズランテープの意味は、縫う時の皮の滑りが良くなるようにしています。

今回使用する皮は、宮太鼓2,3尺(耳付き)なので、無理に鉄リングに巻き込む際、新しく穴を空けずに耳の穴を利用します。

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いつも、皮を縫う時に外側の縫い締めるのに苦労していたので、裏側に引っ張ったロープのテンションを低めにして縫い締めが楽なようにしました。

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鉄鋲(太鼓釘)の跡が裏側に平均的にあるのが見て取れます。

丁度、指を怪我した直後でしたので外側の縫い目に8時間、内側は3時間掛かってしまいました。

2015,09,20「手稲山口神社祭」

晴天の中行われた手稲山口神社祭2日目(前日は雨が降ったそうです)順番が来て演奏開始です。

1、雅曲~「臨)

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2、錦祭

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3、みのり太鼓揃い打ち

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3チームによる合同曲、飛躍

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夜桜金魚(苫小牧市・よさこい)さんも駆けつけての演舞、最後のよっちょれにみのり太鼓も参加・羊蹄太鼓さんも踊りで参加

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夜桜金魚さんの旗、大きかったです!

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大賑わいの手稲山口神社祭でした。

2015.09.19「ハローまつり」

よく学び、よく遊ぶ。そうして子どもたちは健全に育っていく、のですが、大人になってからは、よく働いても……休めない。なぜだろう? というのは、すいません、前日の「継立神社祭」に駆けつけられなかった言い訳です。

でも実際に、休みでなければ休めないのは事実で(というか当たり前ですね…)、それじゃあ、休みを増やしてあげましょうねと、平成10年から始まったのがハッピーマンデー制度。国民の祝日をえいやっ!と動かして、月曜日を休日にしちゃいましょうという、国の粋な計らいでした。そして、その「効果」が2009年に現われます。秋の連休「シルバーウィーク」。今年は、それ以来2回目の5連休! その初日に行われたのが「ハローまつり」です。ふぅ、前置きが長いですね。

障がいのある方々の就労支援、生活介護を行っている、栗山の「ハローENJOY」が毎年、この時期に行っているにぎやかなお祭りで、栗山みのり太鼓も毎回、イベント演奏をさせていただいています。前日は雨。この日の予報も雨、でしたが、今にも泣き出しそうなのに、わき腹をくすぐられた子どものように、何とか降らずに済みました(よく分からない喩えですが)。

看板

オープニングの「雅曲『臨』」を入れて全6曲、「ハローENJOY」をご利用されている方々、集まって来られた皆様に聞いていただきました。

まずは、ごあいさつ。

ごあいさつ

 

1 雅曲「臨」

臨1臨3臨2

 

2 白煌

白煌3白煌2白煌1

3 北の賑わい

北の賑わい1北の賑わい3北の賑わい2

ちょっと、作戦会議。その日の温度、湿度をみながら、演奏方法を微妙に変えていくのです(すいません、ウソです)。

作戦会議

4 閃閃3閃2閃1

 

5 錦祭

錦祭錦祭2錦祭4錦祭3

6 みのり太鼓揃い打ち

揃い打ち1揃い打ち2揃い打ち3

限られた時間のなかで、できるだけたくさんの曲を聴いていただきたいと、立て続けの演奏になりましたが、会場の皆さんには熱心に耳を傾けていただき、演奏にも力が入りました。

なかには、太鼓のリズムに合わせ、身体を動かして楽しんでいただける姿も見られ、ちょっと胸が熱くなったTでした。演奏後は、「ハローまつり」名物(?)のカレーをいただき、胃の腑も熱くなりました!

施設のスタッフの方々にも、段取り、そして細かな気遣いをたくさんいただき、感謝、感謝です!

演奏の後は、栗山みのり太鼓の若手(!)2名が、ゲームに参加。この日、一番いい笑顔を見せていました(汗)。

ゲーム

それで、申し訳ないのですが、明日のイベント演奏、またまた参加できません。シルバー〜なのに、おかしいなぁ。

ともかく、この後も、10月中旬まで週末は演奏が目白押しです。あちこちに出没します。そのなかで、Tが参加できるのはいくつでしょうか。リモコンのdボタンを押して投票してください(今日、2度目のウソです…)。

<仮面ライターT>

2015,09,18 「継立神社祭」

前回の演奏から1ヶ月空いてのイベント演奏でした。

本日より3日連続の演奏予定があり、何としても初日を雨で流したくありませんでした。

雨降る中天候の回復を待った甲斐があり、小雨になり30分遅れで演奏スタート。

太鼓をビニールで包んでの演奏に成りました。

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1、雅曲~「臨」

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2、みのり太鼓揃い打ち

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6曲演奏予定でしたが、2曲に短縮しての演奏でした。

焼肉を囲みながらご覧頂いた皆様に感謝致します。

「大締太鼓製作」 A-桶胴編-1

前回の大締太鼓補修に失敗し小さめの大締太鼓の製作に入りました。

6月半ばに着手したのですが、いきなりとんだヘマを仕出かしてしまい丸鋸盤で左手人差指の先端を切ってしました。

感覚に違和感があるもののやっと作業開始です!

皮は知り合いの方から2,3尺の宮太鼓張替えの為に外した皮を2枚頂いた物を使用します。

よさこい等に簡単に持ち運べるように短胴に製作予定です。

胴の材料は、ホームセンターで販売されている1×4 12F(1820mm)

ただの1×4では無く、節が無くささくれも無いAタイプの材料から吟味しました。

胴長を900mm前後にするので12Fを購入し半切りして使います。

歌口の直径に合わせた枚数に角度を合わせて胴を製作し丸みを付けるようにサンディングします。

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指に力が入らず悪戦苦闘

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荒削り完了です。