カテゴリー別アーカイブ: 太鼓の取り扱いについて・・・

こだわりの機材~宮太鼓やぐら台

太鼓製作が進展していないので、すっかりネタ切れになってしまっています。

そこで、今までにこだわって作ってきた機材の紹介をします。

今回は、宮太鼓のやぐら台です。

10年程前にやぐら台に宮太鼓を乗せ10台前後を使用した曲を演奏していました。

訳あってその曲を演奏する事が無くなったのですが、折角のやぐら台ですので、今後、試行錯誤しながら生かして行こうと思います。

まず、基本となる形は太鼓団体関係者様に製作して頂いた物を改造して、1,5尺耳付き宮太鼓にしっくりフィットし、安定するようにしました。

問題点

1.太鼓を乗せる部分が鋲や耳に掛かるので安定しない。

2.やぐら台の高さがあるので、太鼓を打っている際太鼓が揺れる。

改善点

1.太鼓が乗る部分を狭くして、耳の内側の胴の部分にしっかり乗るようにする。

2.やぐら台の下を広げて安定させる。

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太鼓が収まる箇所は、角が当たらないように台をアール加工し家具用のフェルトを貼り直接胴が当たらないように工夫して有ります。

足の幅をロープで制限する事で、台の高さを微調整する事が出来て、打ち手の身長に合わせる事が可能です。

最大の改良点は、太鼓を乗せる部分を胴の内側と外側とで足を分けた事で、とっても太鼓の座りが良く安定しました。

リング皮にしたいのですが・・・!

宮太鼓の張替えで外した皮を使用します。

ご覧の通り、真ん中付近が破れてしまってます。それを保護するためかガムテープで補修してあり、しかもこびりついてカリカリに乾燥していました。

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ガムテープのこびり付きを取った経験が無いので、取り敢えずフタル酸シンナーをウエスに付けて擦ってみました。

案外取れたので、シンナーでうるかして、カッターナイフの背で皮が痛まないように削いでシンナーウエスで拭き取りました。

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完全にガムテープ後は消えませんでしたが、ガムテープのこびり付きは取れました。

破れた所で二分して、直径25cm程のリング皮にするつもりです。

附締3台を合体

十年来お世話になってい太鼓団体様に使って頂く為に3台の附締を1台にし使用出来るようにました。

2丁掛の胴に自作(スプルース製・集成材)の物を組んでいましたが、胴が痛み打面が歪んでしまったので、胴に欅製の6寸を入れ、宮本卯之助商店製のボルトとフランジをセットしました。

リング皮の外径が正規品より大きい為にボルト、フランジも交換して最適に成るようにセッティングしました。

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使用していない附締太鼓をリメイク

10年程前に中古品をオークションで購入した宮本卯之助商店製の並附太鼓をリメイクします。

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ボルト締でボルトを外した画像です。欅製で綺麗です。

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所々、糸が切れています。

このリング皮を桶胴太鼓に作りかえます。

まず、切れている糸の箇所を縫い直し

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余っていた桶胴をはめ込めば、

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後は、調べ緒で締め込むだけです。

1,2尺の桶胴が出来ます。

 

宮太鼓の取り扱いについて・・・。皮編

宮太鼓に限らず、すべての太鼓の皮(牛皮)にやってはいけない事は、水に濡れている時に太鼓を打つ事。 しかしながら、イベント会場で突然降り出した雨には困惑してしまいます。 我がチームは、土砂降りにならない限り演奏させて頂きます。 事前に予想出来る時は、ビニール袋を掛けて雨に備えますが、1曲もたずビニール袋に穴が空いてします。

濡らしてしまった時は、演奏から帰って太鼓を陰干しする事は当たり前です。 太鼓を横倒しにして、両面を乾かします。

実は、乾燥し過ぎも皮には良くないです。 遠征後、太鼓を保管場所に格納出来ない場合車両に積みっぱなしになってしまう事があります。 真夏の車内は、超高温になってしまい皮が急激に乾燥し痛んでしまいます。傷めないように風を取り込むような工夫をした方が良いです。

冬場の乾燥している時期は、保湿します。保湿する加減がよく分からないのも事実ですが、昔どこかで聞いていた「ニベア」で保湿!

聞いた時は、まさか・・・。と思っていましたが、実際3年間冬場に塗り込んだ事があります。 「ニベア」使用した3年間は、その効果が分からずにいましたが、最近2年間使用しないでいると打面がカサついて銀面もヒビが入り剥がれてきました。 経年劣化の可能性も有りますが、極端に痛みが進んだ気がします。 今年は、「ニベア」でケアしてみます。

平原まつり10

 

宮太鼓の取り扱いについて・・・。胴編

宮太鼓の胴の素材により取り扱いが全く違います。

欅(ケヤキ)材の太鼓は、ほとんど何も気にする事が無いと思います。 しかし、太鼓を打つバチが樫の場合は胴打ちににも耐えるといいますが、長年の縁打ちには注意が必要です。 バチには太鼓に優しいイタヤ製をお勧めします。

栓と呼ばれる材料で作られた太鼓(欅以外)は、イタヤ製のバチにも負けてしまい胴打ちすると見事にバチ跡が残ってしまいます。

縁打ちは、御法度で鋲を打つようにします。 胴を打っても凹むぐらいなので、皮の上からとはいえ歌口が凹んでいるのは明白です。

歌口が凹むと簡単に太鼓の皮が緩んでしまいますので、打ち手には癖を付けないようにした方が良いです。

鋲を打つとバチが痛みますが、太鼓の胴や皮の張替えと比べると格段にバチの方がお安いと思います。

太鼓の演奏会等で、うちの太鼓をお貸しする事もありますが、自分の団体の練習時にも、もったいなくて使用しない傷もない花梨製の太鼓を平気で胴打ちする団体が居られました。 呆れて物が言えません。 胴打ちや樫のバチを使用される団体は、ご自分の太鼓を持参して演奏して下さい。太鼓を借りる最低限のマナーかな???

うちの太鼓の胴は、欅、花梨、栓と種類が豊富ですが、やはり栓の太鼓の痛みが酷いです。 演奏中に痛む事は皆無で、殆どは輸送中に傷をつけてしまいます。 人力で移動する際は、転がさないでしっかり持って移動し置く時は優しく! 転がすと歌口が床と接するので段差が有ると歌口を痛めてしまいます。 車両に積み込む際は、太鼓どうしがぶつかり遭わない様にクッション材を挟んだりカンと太鼓がぶつからないようにしたり・・・。 車内で動かないように固定するなど・・・、輸送には細心の注意を払う事をお勧めします。 今年、余りにも傷だらけなので、100均で販売している家具の傷消しペンで傷を塗りつぶしました。 スッキリしました!

附締太鼓について・・・ 皮と胴の関係は?編

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本気で作った附締胴(附締胴の製作で紹介)を4丁掛けに組み込もうとしましたが、4丁掛けリング皮に収まらないことが判明し、寸法違いで製作しお蔵入りしていた胴を組み込みました。

とりあえず、2台の4丁掛けに胴を組み換え、2台のボルトの締め代が無くなった3丁掛けに外した4丁掛けの7寸欅胴を組み込み一安心していました。

3丁掛けが新品の時、とても良い音がしていたので、ボルトを締めるとまた同じ様な音が出ると思っていました。しかし、ちょっと違う感じの音で納得出来ませんでしたが、1台はそこそこ鳴っていたので「そんなもんだ」とそのまま使用していました。

しかし、折角制作した附締胴を使用しないのも、もったいないので、鳴りの悪い3丁掛けに組み込んでみました。 この胴を製作した時は、3丁掛けリング皮に合わせて(4丁掛けと同じ寸法だと思い込み)確認しながら仕上げていたので組み込むことが可能でした。

リング皮の内側、胴が収まる部分きっちりに胴が収まり、見た目のバランスが取れていないが、とにかく、鳴りが一変しキンキンの音が出るように成りました。 怪我の功名と云うか、たまたま偶然か?  胴を替えただけでも鳴りが激変する事が分かりました。

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附締太鼓の取り扱い(ボルト編)

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附締太鼓の性格上音の高さを調整しますよね。

我が太鼓チームは、15年程前から附締太鼓を使用し練習、本番時、毎回ボルトを締めては、また緩めるの繰り返しをしていました。そうする物だと信じていたのですが、実はそうでもなさそうです。

年間100回程の練習、イベント出演回数30回という事は・・・年に130回も締めては緩めていたということで、2年目からボルトのトラブルが続出しました。 附締太鼓を購入した太鼓店のホームページに附締太鼓のボルトに関しての記事を思い出しました。 掲載記事によると、毎回の締め込みに対してボルトが悲鳴を上げて焼き付きを起こしてしまうとの事でした。焼き付きを防ぐためにグリスや潤滑材を塗布してきましたが、油分が汚れをよび、あちこち汚れてしまうので思い切って締め込んだままにして、ここぞと云うイベント時に少し締めるを繰り返し、冬を迎える頃に(乾燥する時)緩めるようにしました。

当然、ボルトのトラブルが激減しましたが、皮の伸びにより締め代が無くなり高い音に出来なくなりました。 和太鼓製作・附締太鼓の補修にも載せましたが、皮を水に浸けて陰干ししたり、少し厚めの胴に換えるのも末永く使用する方法だと思います。