2022.05.22「第17回 北海道和太鼓ユースフェスティバル」

「平成」に慣れるのにも相当、時間がかかった記憶のある昭和世代にとっては、なかなかなじめないと思っているうちに、早いもので、令和も4年。2018年9月に発生した北海道胆振東部地震から、もうじき丸4年ということを思えば、ほんとうにあっという間だった感じがします。ブラックアウトの教訓、なんてことがいわれていますが、現地の復旧・復興はまだ道半ばの部分も多いのだそうです。そんな話をしてくれたのは「厚真郷芸保存会」の畑嶋安雄代表。コロナ禍の影響で2年間、開催できなかった「北海道和太鼓ユースフェスティバル」。やはりコロナのおかげで、参加できない団体もあるなか、栗山みのり太鼓はなんとか、審査演奏に臨むことができました。

舞台にでっかい太鼓が並ぶだけで、ワクワクします。
演奏待ちもドキドキ・・・リラックスしています。

北海道太鼓連盟に加盟する道内21の太鼓団体が、将来を担う子どもたちと太鼓との結びつきを深める目的で、毎年、開催してきたこのユースフェスティバル。17回目となる今回は、畑嶋会長率いる厚真郷芸保存会の主催により開催されました。課題曲を競う審査演奏部門には同保存会と、わが栗山みのり太鼓が参戦。自由部門にはほかに「くっちゃん羊蹄太鼓鼓流」(倶知安町)、「ほろむい太鼓同志会」(岩見沢市)、「風雪太鼓」(札幌市)が参加して、とっておきのオリジナル曲を披露しました。と、なんだか新聞記事みたいですが、久々に集まった、お互い馴染みの太鼓団体。なんだか、懐かしくて、同窓会のような賑やかさでした!      

今年の課題曲は「絆」。前回の優勝団体「くっちゃん羊蹄太鼓鼓流」の模範演奏でスタート。
審査部門の、はじまり、はじまり。
先攻は「厚真郷芸保存会」。ピリリとしたいい演奏です。
満を持して、わが演奏! ドキドキが伝わってきます。

審査曲の後は、自由演奏。「みのり太鼓揃い打ち」を披露しました。

決めポーズ、揃いました!

審査部門の演奏が終わると、太鼓はちょっと休憩。ゲスト団体演舞として、「日本舞踊子ども教室」の子どもたちが、華麗な舞を披露してくれました。美しい扇子の舞、和音階の響きに、いやはや「感動した!」(古いですね)。

太鼓の響きが、舞に彩りを添えていました。

すっかり気持ちも和んだところで、後半は自由演奏部門。各団体、コロナ禍で練習もままならない時期もあったなか、ようやくの晴れ舞台、しかも仲間が見守るなか、いやがおうでも演奏に力が入るのでした。

トップバッターは、「くっちゃん羊蹄太鼓鼓流」。久々の、大迫力のジャンプ!
わが、みのり太鼓は「白煌」から。以下、赤法被特集です。
そして、〆は「みのり太鼓揃い打ち」
続いては「ほろむい太鼓同志会」。筋の通った演奏です。
兄弟分のようにさせていただいている「風雪太鼓」のかつぎ桶胴太鼓。お見事。
そしてラストは、今回の主催団体「厚真郷芸保存会」。附締太鼓にしびれました。

自由演奏の後は、北海道太鼓連盟合同演奏「春爛漫」。賑々しさと、初々しさが弾ける、春のようすがイキイキと表現された曲です。

出演団体の合同演奏。ようやく、演奏できる歓びに溢れていました。

迫力ある演奏の余韻が残る会場。いよいよ、審査演奏部門の結果発表--第17回の最優秀賞・北海道知事賞に輝いたのは「厚真郷芸保存会」! おめでとうございました。いい演奏でした、ほんとうに感動しました。

素晴らしい演奏、そして結果に、たくさんの拍手が沸き起こりました。

栗山みのり太鼓も、審査員特別賞をいただき、これからを背負う子どもたちにとって、大きな励みとなりました。演奏できたことに感謝するとともに、会場に足を運んでいただいた厚真町の皆さんにも、心からお礼を申し上げます!ありがとうございました。

会場となった厚真町総合福祉センター

<仮面ライターT>

2022.04.29「栗山公園開き」

記録的な大雪のなか、腹をこすって動けなくなった車を掘り出すのにうんざりしていたことも、エゾヤマザクラの開花を目にした途端、記憶からすっかり消え去ってしまった感じです。キャッシュレスの時代のなか、現金なものですね(うまい!と感心するところです)。すいません、なにしろほぼ、1年ぶりということで、どうぞ、お許しを・・・。

マスク着用、手指消毒、密を避けること、といった注意事項は相変わらずですが、それでもマンボウやらなにやらが、久しぶりにないゴールデンウィーク初日。まちに春を告げる「栗山公園開き」が無事、開催の運びとなり、わが栗山みのり太鼓も賑やかさに華を添えさせていただきました。

もうちょっとで満開の、SL広場

かすみがかった青空に桜、とはならず花曇りの空模様で、まだ寒さも残っていましたが、風もなく穏やか。町内外からの大勢の家族連れ、友人同士、カップル、あるいはソロキャン途中のライダーで賑わうなか、演奏開始です。栗山みのり太鼓のテーマ曲であり、昭和45年から演奏している「みのり太鼓 揃い打ち」から。

みのり太鼓 揃い打ち

続いては、栗山の主峰・御大師山(おだいしやま)の春を喜ぶ「北の賑わい」。空知太鼓連盟の合同曲です。

北の賑わい

栗山公園開きは例年どおりだったものの、4月中旬に行われていた栗山老舗まつりは2022年も中止・・・。無念の思いも込めて演奏したのは「錦祭(きんさい)」。老舗まつりの目玉の一つ、小林酒造の酒蔵まつりで、おいしいお酒を飲み、愉快な気持ちで帰るようすを表した曲です。

錦祭

続いては、平成24年に行われた栗山英樹元北海道日本ハムファイターズ監督のため作曲された「白煌(はくこう)」。栗山元監督、現在は、同チームで新設されたプロフェッサーというポストで選手の育成に力を注いでいます。2023年には「北海道ボールパークFビレッジ」も開業。栗山町からわずか30分!ますます目が離せない&みのり太鼓も応援を続けます。

白煌

さてさて、最後はやっぱり「みのり太鼓 揃い打ち」。オールメンバーで、さらに賑やかに!

みのり太鼓 揃い打ち

今回の演奏、スタートは12時半。お腹は空くし、なかよし動物園の山羊は見たいし、SLによじ登ったり、遊具でも遊びたい気持ちをこらえ(?)、ほんとうに大勢の方々に見ていただき、また、たくさんの拍手をいただきました。ありがとうございました! コロナの状況は予断を許しませんが、今のところ、年間の演奏機会も戻りつつあります。予定はホームページの「スケジュール」でお知らせしますので、またぜひ、演奏を聴きにきてくだい。改めて、よろしくお願いいたします。

追伸 およそ2年、ほとんど演奏ができないなか(なので、活動に参加しないなか)、新しいメンバーが続々と加わっています。実はTも知らない子どもたち、そして保護者の方もたくさん・・・。改めて、ご挨拶させていただきます(と個人的な告知でした)。

<仮面ライターT>