実るほど 頭(こうべ)を垂れる 稲穂かな
青々としてピンと立っていた稲も、穂先のお米が育つにつれて、お辞儀をするような格好になってきます。そのようすを、人も成長して知識や徳が高まるほど謙虚になる(べき)、ということに喩えた言葉。だんだん威張るようになっちゃうのは小人物。そうならないようにしなくちゃ、という戒めですが、唐突にこの言葉を思い出したのは、毎年、演奏させていただいている「ハローまつり」の会場に着いた時のこと。
社会福祉法人栗山ゆりの会さんが運営する、就労支援(B型)事業・生活介護事業所「ハローENJOY」の秋まつりなのですが、いつもはステージ替わりになっているトラックのウイング(横に開く荷台)が閉じていたのです。なんでも、油圧がおかしいとかで、結構な年代もののトラックだからなぁと見ているうちに、稲穂の話が浮かんだというわけです。トラックが謙虚になったわけでは、もちろんないでしょうが・・・古いトラックにも、刈り取りを間近にした田んぼからも、学ぶことがあるのだなぁなどど、ちょっとわけのわからないことを考えるのも、物想いの秋だから、ということにしておこうっと。
気を取り直して「ハローまつり」。
朝方の雨も止み、陽が差して一気に暑くなるころに、演奏開始となりました。
2.みのり太鼓揃い打ち
*ウイングの開かないトラックが後方に!
ほんとうに、たくさんの拍手、声援をいただき、
念願の焼き鳥!と、恒例のおいしいカレーもいただいて、打ち手も秋まつりを満喫。
関係者のみなさま、会場のみなさん、ありがとうございました。
秋だからと、変な連想・妄想には気を付けなくちゃと反省もしたTでした・・・。
<仮面ライターT>