「大締太鼓製作」 A-リング皮編-1

亡くなった石田会長の会社で、鉄リングを製作して頂きました。

お昼に社長に連絡し制作を依頼したところ、夜の太鼓練習までには製作して届けて頂きました。 迅速な対応に感謝です!

早速、鉄リングを塗装し皮を縫う段取りをします。

150628_1419~01

150628_1421~01

150628_1421~02

その後、スパイラルチューブを巻きスズランテープでさらに巻きます。

スパイラルチューブを巻くのは、皮を衝撃から保護する為で、鉄と皮の間にスパイラルチューブを入れてクッションを持たせる意味が有ります。

さらに巻くスズランテープの意味は、縫う時の皮の滑りが良くなるようにしています。

今回使用する皮は、宮太鼓2,3尺(耳付き)なので、無理に鉄リングに巻き込む際、新しく穴を空けずに耳の穴を利用します。

1438691135447 1438691145171

 

いつも、皮を縫う時に外側の縫い締めるのに苦労していたので、裏側に引っ張ったロープのテンションを低めにして縫い締めが楽なようにしました。

150705_0401~01

150705_0400~01

鉄鋲(太鼓釘)の跡が裏側に平均的にあるのが見て取れます。

丁度、指を怪我した直後でしたので外側の縫い目に8時間、内側は3時間掛かってしまいました。